代ゼミがリストラ！校舎,職員、講師に全国模試も廃止

JR山手線の新宿の隣の代々木駅。

予備校御三家の代ゼミこと代々木ゼミナールの全盛期には、
午前中のラッシュ時は乗降客のほとんどが
代ゼミ生かその関係者だったものです。

ですので、代々木駅というより実質、
代ゼミ前駅というような感じでした。

代ゼミは、今回、大規模なリストラを発表
して話題になっていますが、その没落ぶりは
以前から話題になっていました。

６，７年前に代ゼミの本拠地であった代々木駅前の
本部校舎が売却され移転したころから、
没落が囁かれていました。

今回のリストラで 校舎の7割を閉鎖するとのこと
ですが、存続するのは
本部校（東京）、札幌、新潟、名古屋、大阪南、
福岡、 造形学校（東京）のようです。

校舎が閉鎖されるということは、そこに勤務している
職員や講師も当然、リストラされます。

実際、代ゼミの経営陣は４０歳以上の職員の
早期退職者の募集をするようです。

また、講師にも手紙で校舎を閉鎖する旨の手紙が
来たとのことですが、たった２，３行の内容で
激怒したという報道がされています。

かつて、代ゼミの講師といえば、全身金で固めた
金ぴかの講師、元暴走族の古典の講師、
参考書を何冊も出版した講師等、

予備校業界を代表するような名物講師が沢山いたものですが
最近では、そのような講師も激減したようです。

さらに、進学情報に大きな影響を与えてきた
全国模試も廃止するとのことで、経営が危機的な
状況にあることが窺えます。

予備校御三家の他の駿台・河合塾
も経営は厳しいようですが、どちらも最近、志願者増加が著しい
理系がメインということでなんとか維持しているようです。

代ゼミは文系がメインだったことと浪人生が
激減したことでダメージを受けたようです。

予備校時代は人生の試練の場だと思いますが、
予備校自体が試練の時代に直面しているようです。